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妊活と葉酸の関係性

妊活とは“妊娠活動”の略語です。
最近では、計画的に妊娠される方も多くなり、万全の体調でマタニティライフを過ごそうという方が増えてきています。
そんな中で、妊活には葉酸が良いという話があります。
葉酸は妊婦さんや妊娠したい方が進んで摂取すべき栄養素ですが、どういった働きをするのでしょうか。

葉酸の効果といえば、先天性の奇形を予防してくれるという効果が有名です。
先天性奇形は、生まれ持った奇形のことで、こればかりは生まれてから改善することができません。
妊娠した時点、もしくはお腹の中で成長する時点で決まってしまうのか、それともDNAで決まってしまうのかはわかりませんが、先天性の奇形を予防するためには、妊娠する前から葉酸を摂取した方が良いと言われています。

また、心臓病予防、貧血予防、子宮の機能を整える働きを持っています。
葉酸には副作用はなく、過剰に摂取してしまったら尿と一緒に排出されるため、妊娠していない方でも摂取をして安全な栄養素なのです。

厚生労働省は、妊娠1か月前から妊娠三か月の間にサプリメントなどで摂取するようにと推奨しています。
神経管閉鎖障がいなどを発症するリスクを軽減すると言われており、妊娠したい女性には最適な栄養素だからです。

また、妊娠前に飲むことで、胎児の流産や死産のリスクを減らすと言われています。
日本は少子高齢化社会ですから、授かった赤ちゃんがしっかり健康に生まれてこれるよう、日本では健康サポートの体勢が整っているのです。
そんな日本で「妊娠前には葉酸を」と言われているのですから、ここはしっかり摂取すべきです。

妊娠中にも葉酸を、と言われていますが、一番良い摂取のタイミングは妊娠する前です。
胎児への良い影響や、母体の体調管理を考えている方は、妊活中からサプリメントを飲み始めましょう。
とはいえ、妊娠後期から飲んでも遅くはない栄養素です。
食事からも積極的に取り入れるよう心がけてください。