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葉酸が最初に見つかったのはどこの国?

葉酸が見つかったのは、1937年頃です。
それ以前から研究は進められていましたが、様々なビタミンが発見され、世間で一躍話題を呼びました。
どこで見つかったのかというと、イギリスなどのヨーロッパの地域です。
最初はイギリス人である産婦人科女医が発見しました。

葉酸は1937年に発見されました。
発見した当時は、ビタミンMと呼ばれ、猿の貧血予防に効果がある成分としてその名が名付けられました。
発見したのはイギリス人で、看護師さんです。

イギリス人である看護師のルーシーウィルスさんは、古くから知られていたビタミンとは異なる成分で、貧血予防に効果があるとして発表しました。
また、長年研究を続けていくうちに、動物が妊娠をして、胎児を育てていく中で必ず必要な成分であることが判明しました。

実は、日本は海外よりも、葉酸の研究が10年遅れていると言われています。
2000年になる前、アメリカのニューヨークタイムズという新聞社では、葉酸が持つ効果について特集されていました。
その頃は、日本ではまだ健康食品業界でも注目されていなかった栄養素で、日本はとても遅れているといえます。

アメリカの欧米食と言えば、肉を中心とした食事です。
そのため、野菜ばかりの生活をするのは難しかったのでしょう。
だからこそ、葉酸の力に気づき、研究が進められてきました。
発見された当時のヨーロッパでも同じように、食事の趣向から緑黄色野菜が持つ力に着目したのではないでしょうか。
どういった経緯や心理で発見されたのか、具体的な話はわかりませんが、日本では着目するタイミングが遅かった、ということがわかりました。

今では様々なメーカーから健康食品が登場する栄養素となりました。
日本では国産のサプリメントなどもあり、オーガニックやその他の成分も一緒に配合するなど、人々の健康を支える重要な食品となっています。
歴史を知ることで、葉酸がどれだけ体に大切なのかを知ることができたでしょう。
知らなかったという方は、普段の食事でも意識して取り入れてみてください。