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正常な発育に必要不可欠な葉酸

胎児の正常な発育に欠かせない葉酸。
日本では、葉酸不足は赤ちゃんが発達障害を起こしたり、脊髄奇形のまま生まれてしまうリスクが高くなると言われています。
妊娠前から助けてくれる母体と胎児にとっては必要不可欠な栄養素です。

葉酸は水溶性ビタミンで、赤血球の形成に役立っている栄養素です。
妊婦さんが摂取した方が良いと言われている理由は、胎児が正常に発育するために必要な栄養素だからです。
日本の厚生労働省は、1日に必要な妊婦さんの摂取量を、1日0.44㎎だと発表しています。
これは、通常成人の倍の量であり、妊婦さんにとってどれだけ重要な栄養素なのかがよくわかります。

妊娠すると、お母さんが摂取した栄養は血液を通って胎児へとめぐります。
そして、子宮内膜を強くさせ、栄養を大量に送り続けます。
そんな中、葉酸が不足すると胎児の神経管閉鎖障害のリスクが高まります。
赤ちゃんにしっかり栄養を送るためには、必要不可欠な栄養素なのです。

更に、妊娠する前から積極的に葉酸を摂取しておくことで、胎児の先天性異常のリスクを軽減すると言われています。
妊娠してから気づく方も多いですが、計画妊娠を考えている方は、妊娠する前から積極的に取り入れましょう。

授乳中の方にもおすすめしたい栄養素です。
授乳中は、赤ちゃんはお母さんのお乳から栄養を得ます。
葉酸を摂取しておくことで、栄養がしっかり体を巡り、母乳にもたくさんの栄養を送り、乳児に届けることができます。
食事をすることができない乳児は、お母さんから得られる栄養がすべてですから、お母さんはしっかり栄養を与えられるような体にしておかなければいけません。

お腹の中で、赤ちゃんは10か月もの間、成長します。
お母さんや周囲の方からすると、それはとても素晴らしいことです。
でも、すべての赤ちゃんが健康で生まれてくるとは限りません。
正常に発育できるよう、お母さんができることは葉酸サプリメントを飲むことなのです。